小カブ・ラディッシュの育て方

科目

アブラナ科
ダイコン属

生育適温

20℃前後

特徴

種まきから収穫までの期間が比較的短く、育てやすい。根(球部)が主な収穫部分だが、葉も食べられる。
春(3〜4月)・秋(9〜10月)が基本だが、トンネル栽培であれば冬まきも可能。

 

作業カレンダー

●スタート:種から
●栽培日数:小カブは40〜50日程度、ラディッシュは夏場で20~30日(低温期はもう少し長くなる場合あり)

栽培STEP
STEP

土の準備・ウネ立て

種まきの2週間以上前に苦土石灰と完熟堆肥、1週間前に化成肥料を入れる。
クワやスコップで耕し、石や枝などの異物は取り除いておく。

2~3日放置して土が馴染んだら、幅70cm程度でウネを立てておく。


Point

▼肥料の目安量(1㎡あたり)
・苦土石灰 約100~150g
・完熟堆肥 約3kg
・化成肥料 約150g

STEP

種まき(すじまき)

土づくりを終えたウネに支柱を横向きに置き、深さ1cmの筋を1本つける。
作った筋に0.5〜1cm間隔で種をまいていく。




土を軽く被せて手のひらで表面を押さえ、土が湿る程度に水を与える。
※発芽するまでは2〜4日程度。植え付けから2週間程度は、乾燥に注意しながら水を与える。


冬場は防虫ネットや不織布でトンネルをかけて保温するとよい。

Point

 発芽適温:20℃前後


STEP

間引き

種まき後3~5日で発芽する。本葉が出はじめる頃と、本葉3~4枚になる頃に、混み合わないよう間引きをする。
初期は2~3cm間隔程度 → 最終的にラディッシュは5cm程、小カブは5〜10cm程の間隔が空くようにする。

STEP

土寄せ

間引き後は都度、株元を支えるようにして丁寧に土を寄せる。

追肥については、窒素過多になると葉ばかりが育って球が太らないため、基本的には不要。
冬場の生育が遅い時や、長く肥料を入れていない場所で栽培する時には化成肥料を周辺に軽く混ぜ込む(株自体には直接肥料が触れないように注意する)。

STEP

収穫

種まき後20~40日で収穫適期となる。
根(球部)がほどよい大きさ(ラディッシュは2~3cm、子カブは3~4cm)になったら、葉の付け根あたりを持って引き抜く。



※時期を逃すと可食部分に「す」が入り、食味が悪くなるため注意。