鍬(くわ)

 用途と特徴

農具の中で最も使用頻度が高く、土づくりからウネ立てなど、基本的な農作業はクワ1本あれば行うことができます。

<主な用途>
 耕す、掘る、土をならす

 使用上の注意点

●使用時は長靴を履く。
誤って足に当たると大けがに繋がるため、必ず長靴を着用しましょう。

●使用前に、刃先と柄の接続部分が緩んでいないか確認する。
念のためチェックし、緩んでいるものは使用を避けましょう。

●大きく振らない。
力いっぱい振り下ろすのではなく、クワ本体の重さを利用して下ろします。

●降雨後は耕さない
土が濡れている時に耕すと、土壌が空気を含みにくく通気性が悪くなります。

 基本的な使い方

1)持ち方
柄の先端と中央を持つ(利き手を下にすると振りやすい)。

2)刃を振り上げ、重さを使って土に刃先を入れる。
土を耕すときは腰~胸あたり、溝を作る時は小さく膝あたりまで振り上げる。

3)そのまままっすぐ手前に引き、刃の上に乗った土は横へ逃がす。
2~3を繰り返す。
一度に無理に耕そうとせず、クワの重みを使って何度か繰り返したほうが疲れにくい。